最新情報
会期: 2015年9月15日(火)~ 9月21日(月)
時間; 10:00~20:00 *最終日の閉場時間は16:00
場所: そごう千葉店 地階そごうギャラリー
<そごう千葉店 地階そごうギャラリー>
嶋津敬写真展『里、見渡せば里見人』
*昨年館山で展示した写真パネルの中から今回は、戦国大名里見氏の伝承者(里見人)と里見氏の木像等、計48枚をとりあげ展示いたします。
日時 平成27年9月15日(火)~21日(月)
会場 そごう千葉店 地階そごうギャラリー
入場料 無料
イベント情報は以下のURLからご覧頂けます
PC
https://www.sogo-seibu.jp/chiba/event_calendar/
モバイル
https://www.sogo-seibu.jp/pdf/sogo/512/9saiji.pdf
ご挨拶
戦国時代、房総の地に覇を称えた大名、房総里見一族のおこりについてこれまで多くの研究がありました。しかし未だその出自については謎のままです。古文書や金石文を事細かく調べても、系図、軍記物語に頼ってみてもやはりわからないといいます。
今ともなればもう遡る事の出来ない遠い霞の彼方の事なのでしょう。ところがわからないということは同時に魅力でもあると思うのです。研究者は仮説をたて作家は創作をする事が出来ます。同時に里見氏ゆかりの地では多くの伝承が生まれ語り継がれることとなりました。伝承の多くは当てにならないもの、証拠のないものとして見過ごされがちですが共にゆかりの品も多く残され、伝えられています。
この写真展は里見氏の歴史と伝承に深く関わりのある寺社や個人宅に伝わる物、景観、そしてこれらを伝える人達を捉え記録したものです。タイトルの「里見人」(さとみびと)とはゆかりの土地で伝承を語ってくれた方々から感じたイメージで付けさせていただきました。
長い時間に隔てられ伝説や伝奇小説となりながらも確かに存在した里見氏。かの地ではかつての戦乱と不意の静けさとの混在が地霊のように息づき、人々と共に今を形づくっていることに気付かされます。失われつつも続く「痕跡と忘却」の歴史を感じていただければと思います。皆様のご来館をお待ちしております。